Issei Fujishiro Personal Page

藤代 一成 — FUJISHIRO Issei


所属 理工学部情報工学科 教授/大学院理工学研究科環境開放科学専攻情報工学専修 主任教授
チーム 全チーム統括
研究テーマ ビジュアルコンピューティング全般,特に,応用可視化設計と知的多感覚環境メディア
趣味 クラシック音楽鑑賞・オーディオ・くるま(現車:F13 650i)
モットー 「焦らず,弛まず.」言い換えれば「(必ず)遅れるけど,実現する.」
メール @,@

自己紹介


1960年東京都渋谷区生まれ.1979年千葉県立千葉高等学校卒業.1985年筑波大学大学院一貫性博士課程工学研究科電子・情報工学専攻修士号取得退学.1988年理学博士(東京大学).東京大学理学部情報科学科助手(1985~1988年),筑波大学電子・情報工学系助手・講師(1988~1991年),お茶の水女子大学理学部情報科学科助教授・教授(1991~2004年),東北大学流体科学研究所教授(2004~2009年)を経て,2009年より慶應義塾大学理工学部情報工学科教授,2015年慶應義塾特選塾員,2017年大学院理工学研究科開放環境科学専攻情報工学専修主任,現在に至る.その間,米国ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校コンピュータサイエンス学科客員教授(1994~1995年),高度情報科学技術研究機構特別招聘研究員(1997~2004年),日本原子力研究所(現日本原子力研究開発機構)総括研究グループ研究員(2001~2003年),科学技術振興機構総括研究グループ研究員(2003~2006年)兼任.日本大学文理学部,宇都宮大学教育学部,筑波大学大学院工学研究科/大学院理工学研究科/第三学群情報学類,山梨大学工学部,武蔵工業大学(現東京都市大学)大学院環境情報学研究科,東京大学大学院情報理工学系研究科/新領域創成科学研究科,上智大学理工学部,山梨学院大学経営情報学部,宮崎大学大学院工学研究科等の非常勤講師多数.ビジュアルコンピューティング,特にボリュームグラフィックスや可視化ライフサイクル支援,複合現実型並置化と多感覚情報呈示による知的環境メディアの実現に関する研究開発に従事.原著論文263編.The Most Cited Paper Award for the Journal Graphical Models 2004-2006 (Elsevier Science),平成18年度情報処理学会論文賞,平成21年度芸術科学会国際CG大賞最優秀賞,平成28年度画像電子学会最優秀論文賞を含む受賞33件.特許3件,編著書39冊,論説87編.IEEE Computer Graphics and Applications (Vol. 35, No. 6, 2015; Vol. 28, No. 5, 2008)を含む国内外の学術誌ゲスト編集7冊,IEEE Transactions on Visualization and Computer Graphics (1999~2003), Computers & Graphics (2003~2013), Visual Informatics (2016~)他の国際学術誌Accociate Editor.IEEE SCIVIS, IEEE PacificVisの常任運営委員,Volume Graphics 2003/2005 (Tokyo/Stony Brook), IEEE Shape Modeling International 2006 (Matsushima), IEEE PacificVis 2008/2014 (Kyoto/Yokohama), Cyberworlds 2013 (Yokohama), ACM VRACAI 2014/2015 (Shenzhen/Kobe), TopoInVis 2017 (Tokyo), CG International 2017 (Yokohama), IEEE PacificVAST 2018 (Kobe)をはじめとする関連国際会議大会・プログラム委員長25件,プログラム委員131件等.情報知識学会理事,画像電子学会会長,副会長・理事・評議員・代議員・VC委員会委員長,芸術科学会副会長・理事・評議員,可視化情報学会理事・ビジュアルデータマイニング研究会初代主査,他を歴任.現在,日本工学会理事,情報科学国際交流財団理事,画像情報教育振興協会評議員.IEEE (Computer Society/VGTC), ACM (SIGGRAPH), Eurographics, CGS,情報処理学会(コンピュータグラフィックスとビジュアル情報学研究会),電子情報通信学会,日本計算工学会,日本バーチャルリアリティ学会,映像情報メディア学会,各会員.山梨県甲府市在住.既婚,一女一男の父.

詳細は慶應義塾大学理工学部教員プロフィールを参照.略歴pdf版はこちら

研究業績(Top 5)


GSC (Google Scholar Citation):総引用数 1,850,h-index 23,i10-index 40 (2017年8月18日現在)

1. Issei Fujishiro, Yuji Maeda, Hiroshi Sato, and Yuriko Takeshima 1996. Volumetric data exploration using interval volume, IEEE Transactions on Visualization and Computer Graphics, Vol. 2, No. 2, pp. 144-155.

等値面を値域の指定範囲の観点から一般化した幾何学的ボリューム特徴として,区間型ボリューム(interval volume)を提案した.本論文は,IEEE VIS 1995から選出された拡張版である.Rephael Wenger: Isosurfaces: Geometry, Topology, and Algorithms, A. K. Peters/CRC Press (2013)の第7章 Interval Volumesで,同概念の先駆的業績として紹介されている.GSC引用数は96件(個人順位第4位).Vis ’95の先行論文の引用数51と合わせると147件を数える.RIST,米国・アリゾナ州立大学,オハイオ州立大学,ドイツ・シュトゥットガルト大学,英国・リーズ大学等,国内外で多くの後続研究が生まれている.
2. Issei Fujishiro, Yuriko Takeshima, Yoshihiko Ichikawa, and Kyoko Nakamura 1997. GADGET: Goal-oriented application design guidance for modular visualization environments, In Proceedings of IEEE Visualization’97, pp. 245-252; p. 548 (color plate).

現在でも可視化ソフトウェアの事実上の標準形として認められているMVE (Modular Visualization Environment)の非手続き的なプログラミングには限界があり,ユーザは機能分類と入出力データ型に基づく結合制約というモジュール相互間の緩い依存関係だけに頼りながら,モジュールの選択・接続を繰り返さねばならないため,目的の可視化応用を効率的かつ効果的に組み立てることは易しいことではない.そこで本論文では,こうした可視化応用設計に要求される専門家のヒューリスティックスを集めて知識ベース化し,半自動的なモジュールネットワーキングの環境をユーザに提供する次世代型MVEとして,GADGET (Goal-oriented Application Design Guidance for modular visualization EnvironmenTs)を提案した.GADGETは,現在も開発中の可視化ライフサイクル統合支援環境VIDELICET (VIsualization DEsign LIfe Cycle EnvironmenT)のコアサブシステムとしても採用されている.GSC引用数は28件.情報可視化向け拡張版GADGET/IVを提案したIEEE InfoVis2000の論文は36件
3. Saeko Takagi, Issei Fujishiro, and Masayuki Nakajima 1999. Volumetric modeling of colored pencil drawing, in Proceedings of Seventh Pacific Conference on Computer Graphics and Applications (Pacific Graphics 1999), IEEE Computer Society Press, pp. 250-258, p. 329 (color plate).

代表的な画材の一つである水溶性色えんぴつ画がもつ独特の風合いを再現するために,その微細構造をボリュームモデリングし,3次元LICをベースとする運筆アルゴリズムを与えた.結果ボリュームはボリュームレイトレーシングで写実的に描かれる.GSC引用数は80件(個人順位第6位).関連研究は,ACM SIGGRAPH Technical Sketches 3件,情報処理学会論文誌2件にも発表されている.さらに,非写実的レンダリングの標準テキストとして知られるBruce Gooch and Amy Gooch: Non-Photorealistic Rendering, A. K. Peters/CRC Press (2001)では口絵付で詳細に紹介された.個人的には,ボリュームグラフィックスの研究を代表する仕事の一つである.
4. Li Chen, Issei Fujishiro, and Kengo Nakajima 2003. Optimizing parallel performance of unstructured volume rendering for the Earth Simulator, Parallel Computing, Vol. 29, No. 3, pp. 355-371.

藤代は1997年度から,現時点でもなお世界最速の計算機の一つである地球シミュレータ上で稼動する超大規模並列有限要素解析ソフトウェアプラットフォームGeoFEMの開発に,可視化サブシステムのリーダとして携わった.GeoFEMは専用サイトで公開され,世界46カ国700機関を越えるユーザに利用されてきた.なかでもきわめてニーズの高い非構造格子データのボリュームレンダリングは,視線方向にそった要素のソーティングを必要とするために効率の上がらない問題として広く知られていた.本論文では,地球シミュレータを代表とするSMPクラスタマシンのアーキテクチャに適した非構造格子データ向け高速並列ボリュームレンダリング法を開発した.GSC引用数は27件.本論文は,偶数年に隔年開催される並列可視化に関する欧州随一の国際ワークショップEurographics Workshop on Parallel Graphics and Visualization 2002で発表した論文(GSC引用数28件)を拡張したものであり,同誌の特集号に選出論文として掲載された.さらに同ワークショップの会議録では,断層データのボリュームレンダリング像がカバーイメージに選ばれている.
5. Shigeo Takahashi, Yuriko Takeshima, and Issei Fujishiro 2004. Topological volume skeletonization and its application to transfer function design, Graphical Models, Vol. 66, No. 1, pp. 24-49.

IEEE VIS1999 Best Case Study Paper(GSC引用数123件,個人順位第3位)の拡張版であるIEEE CG & A 2000の論文(GSC引用数89件,個人順位第5位)では,ボリュームデータマイニングの概念を提唱し,併せてその基礎データ構造として対象ボリュームデータの位相構造を表現する超レーブグラフHRG: Hyper Reeb Graph)を提案した.本論文では,そのHRGの記述能力を拡張し,コンターツリーに匹敵するボリューム位相骨格木VST: Volumetric Skeleton Tree)を定式化し,それを頑健に抽出するアルゴリズムを提案するとともに,位相強調型伝達関数の設計に応用した.GSC引用数は136件(個人順位第2位).2007年にElsevier社からThe Most Cited Paper Award for the Journal Graphical Models (2004-2006)を受賞.本論文を皮切りに,視点位置最適化(IEEE VIS 2005,GSC引用数は165件,個人順位第1位)をはじめとする位相強調型ボリューム可視化ツールが次々と登場した.

書籍編著(Top 5)


1. 藤代 一成(編著),CAD/CAM,MARUZEN Advanced Technology 電子・情報・通信 編,丸善,総260頁(1990年)[ISBN4-621-03461-8]

単編共著.CAD/CAMの全般的な基礎事項を解説した後,機械系,電子系,建築系に分けて,CAD/CAMの現状技術をわかりやすく紹介した.担当の第1章「CAD/CAM序論」では,まずシステム工学的アプローチに基づく設計・生産の概念プロセスを示し,CAD/CAMの目的・意義を明らかにした後,その歴史的経緯とその効用に触れ,当時の応用分野の現状を紹介した.さらにCAD/CAMの理論的基盤である設計・生産モデルの実例紹介を含め,関連する理論・技術動向を解説した.
2. 中嶋 正之,藤代 一成(編著),コンピュータビジュアリゼーション,インターネット時代の数学シリーズ 4,共立出版,総207頁(2000年)[ISBN4-320-01643-2]

共編共著.統一的な視点からコンピュータ可視化技術を総合的に取り扱った和文教科書.藤代は全体の編集を中嶋とともに務めたほか,第1章「序章」(1-6頁),第3章「ボリュームビジュアリゼーション」(31-51頁),第4章「フロービジュアリゼーション-基本概念と研究開発動向-」(52-76頁),第8章「インフォメーションビジュアリゼーション」(94-103頁)を分担執筆した.現在,共立出版未来へつながくデジタルシリーズの一冊として新刊を執筆中.
3. 西田 友是,近藤 邦雄,藤代 一成(監修),画像電子学会 編,ビジュアルコンピューティング,―3次元CGによる画像合成―,東京電機大学出版局,総205頁(2006年)[ISBN4-501-54170-9]

共監共著.画像電子学会ビジュアルコンピューティング委員会の幹事メンバが中心になって執筆した3次元画像合成技術に関する解説集.藤代は,同委員会の歴代委員長である西田,近藤と全体を監修するとともに,茅 暁陽と第6章「ビジュアライゼーション」(125-141頁)を分担執筆した.
4. 藤代 一成(編集委員長),画像情報教育振興協会 編,改訂新版 コンピュータグラフィックス,総443頁(2015年)[ISBN978-4-903474-49-6]

共編共著.CG技術に関する標準テキストとして,2004年に刊行された初版は総発刊数38,397冊を数え,国内の多くの教育機関や企業で利用されてきたが,本書はそれを11年ぶりに大改訂し,近年における同技術の発展を反映させたものである.旧版からの差分については,情報処理学会グラフィクスと研究会第158回研究発表会予稿改訂版を参照.CGエンジニア検定エキスパートに対応.藤代は編集委員長として,副編集長の斎藤 隆文(東京農工大学),乃万 司(九州工業大学)とともに全体の編集を統括する一方,7-3節「可視化」(323-340頁)他を分担執筆している.詳細はこちら
5. 藤代 一成,奥富 正敏(共同編集委員長),画像情報教育振興協会 編,ビジュアル情報処理 ―CG・画像処理入門― ,総280頁(2017年)[ISBN978-4-903474-57-1]

共編共著.CGと画像処理技術に関する入門的内容を取り扱った標準テキスト.13年ぶりに旧版を全面改訂.CGエンジニア検定ベーシックに対応.藤代はCG側の編集委員長を務めた.詳細はこちら

総 説(Top 5)


1. 見せない可視化,画像電子学会誌巻頭言,第36巻,第3号,193頁(2007年)[ebook/pdf]
2. 可視化の未来,21+10 (日本SGI機関誌),第1号(2011年)[pdf]
3. 計算美学のすゝめ,DiVA(芸術科学会誌)巻頭言,第28号,2頁(2012年)[pdf]
4. 計算報道学のすゝめ,慶應義塾大学理工学部ホームページ「学問のすゝめ <サイエンス編>」(2013年) [Web]
5. Computational Journalism: Promising scenarios of big data visualization (invited article), IIEEJ Transactions on Image Electronics and Visual Computing, vol. 2, no. 2, pp. 134-137 (2014). [ebook/pdf]

最近のインタビュー


エンジニアtype(2015/05/19公開)
エンジニアtype(2015/05/26公開)
CG-ARTS EDUCATION REPORT(2017/05/18公開)

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