TimeTubesX: A query-driven visual exploration of observable, photometric, and polarimetric behaviors of blazars

投稿者: 藤代 一成 投稿日:

澤田 奈生子,植村 誠,Johanna Beyer,Hanspeter Pfister,藤代 一成

Visual Computing 2020,招待講演,発表予稿集,pp. 14:1―14:2,オンライン開催,2020年12月2日―4日

Abstract
ブレーザーは宇宙ジェットの謎を解明するためにひじょうに重要な天体である.特にブレーザーから発せられる光の偏光と光度,色の観測を通じて,天文学者は宇宙ジェットの内部磁場の構造の解明を試みている.しかしながら,偏光,光度,色の時間変化や相関を解析することは容易ではない.我々は先行研究において,ブレーザー観測データを三次元のチューブとして可視化するTimeTubesを提案してきた.本稿では,TimeTubesによる可視化表現にもとづいて,長期にわたる多次元時系列データから,特徴的な時間変動や繰り返し現れるパターンを効率的に発見することができる特徴・パターン検出機能を搭載したTimeTubesXを紹介する.自動特徴検出ではブレーザーの特徴的な現象を自動的に発見することができる.視覚問合せ機能では,長期にわたる多次元時系列データから関心領域に類似した特徴をもつ時区間を探索するQuery-by-exampleと,ユーザが描画したスケッチに類似した時区間を探索するQuery-by-sketchの二つの機能を提供している.また,ユーザは特徴・パターン検出の結果を視覚問合せのクエリとして再利用し,結果を洗練できる(Fact-guided querying).また本稿では,天文学者によるTimeTubesXを用いてブレーザー観測データの詳細解析の例とその結果を報告する.

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カテゴリー: 国内2020発表

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