SpiCa:ろくろ型三次元透明キャンバスによるエフェクト作成支援

投稿者: Riwano IKEDA 投稿日:

池田 理和乃藤代 一成

Visual Computing 2021,ロング発表,発表予稿集,pp. 21:1–21:6,オンライン開催,2021 年9 月28 日–10 月1 日

Abstract

炎・煙・液体などのエフェクトは, イラストレーション,映像作品など,幅広い分野で重要な役割を果たす要素の一つであるが,こうしたエフェクトの描画には,多くの労力と専門知識が必要となる.本研究では,ろくろ型三次元透明キャンバスを利用して,キャラクタイラストに対し立体的なエフェクトを作成する手法を提案する.キャラクタイラストにおけるエフェクトをデザインするためのアプローチとして,構図を整理し流れを美しく見せるために,エフェクトの流れを簡単な形状の面上に想定する方法が知られている.本研究では,このアプローチを発展させ,回転可能な三次元透明キャンバスを配置することで,対象を取り囲むような三次元的な流れをもつエフェクトを効果的にデザインすることができる描画ツール―SpiCa(spinning canvas)を構築した.本ツールを用いた評価実験の結果,提案手法により,作業負荷軽減の効果が実現され,既存の2Dイラストツールと比較して容易かつ効果的にエフェクトを作成できるという評価が得られた.

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カテゴリー: 会議国内2021

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