空間特性を考慮した三次元リヒテンベルク図形の生成

投稿者: 藤代 一成 投稿日:

西田 良輔中山 雅紀藤代 一成

情報処理学会第82回全国大会講演論文集(4),pp. 119―120(1ZC-05),金沢工業大学(石川県野々市市,オンライン開催),2020年3月5日―7日,学生奨励賞

Abstract
落雷や放電現象の際に,電荷が絶縁体に対し絶縁破壊を引き起こすことで発生する樹状のパタンを抽象化したリヒテンベルク図形が知られている.リヒテンベルク図形はフラクタルの一種であり,規則的な形状を示すが支配方程式は存在せず,また既存の研究において空間に分布する気体がもつ絶縁破壊の閾値や耐電率などの特性を考慮して形状を生成する例は少ない.さらに,リヒテンベルク図形は絶縁破壊が発生する全ての場合に確認される汎用的な現象であるため,その形状生成は放電現象のエフェクトでの利用だけでなく,アートとしての価値もあると考えられる.本研究では絶縁破壊の閾値や耐電率などの値が空間的に存在し,それらの特性を与えることで3次元リヒテンベルク図形を制御し生成する手法を提案する.

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カテゴリー: 国内2020発表

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