マルチスレッド設計によるインタラクティブなグルーヴ可視化

Published by Issei FUJISHIRO on

Nobuhiko Jin, Naoki Haga, Issei Fujishiro

The Journal of the Institute of Image Electronics Engineers of Japan (Special issue of Expressive Japan 2016), Vol. 46, No. 1, pp. 160—164, January 2017

Abstract
グルーヴとは,演奏における音のうねり,リズムのノリや一体感などを表す音楽特徴で,よい演奏に必要不可欠な要素の一つである.グルーヴ可視化は,音楽的センスや聴力の個人差によらないグルーヴの習得や音楽経験に制限されない音楽の感動の共有など,さまざまな応用につながる.本論文では,MIDI 信号として入力された音楽をインタラクティブに図形に変換する,直感的なリズム可視化システムSeeGroove2 を提案し,ライブ演奏の可視化への応用やグルーヴ教育ツールとしての応用可能性を示している.演奏された音符それぞれに対して点をプロットし,滑らかに補間することにより,リズムパターンを多様な環状図形に即時的に表現できる.インタラクティブ性は,1,920 Hzで動作する入力系スレッドと60Hzで動作する計算・描画系スレッドのマルチスレッド設計によって実現される.

Publication page in 2017 is here

Categories: domestic2017journal

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