マルチスレッド設計によるインタラクティブなグルーヴ可視化 Published by Issei FUJISHIRO on 2017年1月31日 2017年1月31日
Nobuhiko Jin , Naoki Haga, Issei Fujishiro
The Journal of the Institute of Image Electronics Engineers of Japan (Special issue of Expressive Japan 2016) , Vol. 46, No. 1, pp. 160—164, January 2017
Abstract
グルーヴとは,演奏における音のうねり,リズムのノリや一体感などを表す音楽特徴で,よい演奏に必要不可欠な要素の一つである.グルーヴ可視化は,音楽的センスや聴力の個人差によらないグルーヴの習得や音楽経験に制限されない音楽の感動の共有など,さまざまな応用につながる.本論文では,MIDI 信号として入力された音楽をインタラクティブに図形に変換する,直感的なリズム可視化システムSeeGroove2 を提案し,ライブ演奏の可視化への応用やグルーヴ教育ツールとしての応用可能性を示している.演奏された音符それぞれに対して点をプロットし,滑らかに補間することにより,リズムパターンを多様な環状図形に即時的に表現できる.インタラクティブ性は,1,920 Hzで動作する入力系スレッドと60Hzで動作する計算・描画系スレッドのマルチスレッド設計によって実現される.
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