概要
XR 技術の発展に伴い,撮影動画からの三次元 (3D) シーン再構成に対する需要が高まってきています.Neural Radiance Fields の登場を皮切りに,三次元再構成に関する研究は急速な発展を遂げ,スマートフォンでも簡単に三次元再構成ができる環境となりつつあります.その一方で,シーンや特定のオブジェクトに対する編集は難しく,未だ途上段階です.
そこで本研究では,Gaussian Splatting により再構成された 3D シーンの半自動的な編集を目指し,ユーザの簡単な入力から前景物体を自動で推定しシーンから切り抜く手法を提案しています.既存の学習済シーンと自身で撮影した動画から Gaussian Splatting により再構成された 3D シーンに対して本手法を実行し,視覚的に尤もらしい前景部分の切抜きを実現しています.
メンバ
現在も藤代研究室に所属しているメンバは名前の前に藤代研のアイコンがついています.
名前 | 現在の所属 | ホームページ |
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松本 悠弥 | 慶應義塾大学 |
ビデオ
業績
下線が引いてある著者は藤代研究室に所属している/所属していたメンバーです。
発表
- 松本 悠弥,藤代 一成:「Gaussian Splatting で再構成された3Dシーンにおける物体の半自動切抜き」,映像表現・芸術科学フォーラム 2024 予稿集(映像情報メディア学会技術報告,Vol. 48, No. 8, pp. 19-22, AIT2024-36), 東京工科大学八王子キャンパス (東京都八王子市), 2024年3月5日, 優秀口頭発表賞「モデリング・シーン制作」受賞
- 松本 悠弥,藤代 一成:「再構成された3Dシーンにおける物体の半自動切抜き」,情報処理学会第86回全国大会(神奈川大学,ハイブリッド開催),4P–06 (講演論文集(2), pp. 201–202),2024年3月16日, 学生奨励賞 受賞
- 松本 悠弥,藤代 一成:「Gaussian Splattingで再構成された3Dシーンにおける前景物体の半自動切抜き」,情報処理学会研究報告(福井工業大学),Vol. 2024–CG–196,No. 19, pp. 1–6, 2024年11月29日
資金
- 挑戦的研究(萌芽):23K18468 (2023―)