概要
ビデオゲームにはノンプレイヤーキャラクタ(NPC:Non–Player Character)が多数登場します.一部の人間型NPCは,街のなかを徘徊したり,ベンチで休憩したりして,街の景観を創る役割を果たしています.しかし,それらの多くはクリエイタによって定められた機械的な動作しか示さず,実世界と比較して景観の自然さは劣ってしまいます.
本研究では,人間の情動を覚醒度(Arousal)と感情価(Valence)の2軸で表現するA–V モデルを用いて,NPCの情動を反映したアニメーションを生成します.環境や周囲の人々の情動をパラメタとして設定することで,様々な影響因子を考慮した個々のNPC の情動変化を表現するとともに,群衆全体での自然なシーンの生成を目指します.
メンバ
背景色が灰色のメンバは現在はプロジェクトに関わっていないメンバです。現在も藤代研究室に所属しているメンバは名前の前に藤代研のアイコンがついています。
ビデオ
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業績
下線が引いてある著者は藤代研究室所属している/所属していたメンバーです。
発表
- 大字 諒,李 睿哲,中山 雅紀,藤代 一成:「自然に振る舞うNPC 群衆シーンの覚醒度―感情価モデルに基づく生成」,情報処理学会第83回全国大会講演論文集(4),pp. 95―96(7Y-05),オンライン,2021年3月18日―20日.
- 大字 諒,李 睿哲,中山 雅紀,藤代 一成:「自然に振る舞うNPC 群衆シーンの覚醒度―感情価モデルに基づく生成―相互作用する観客の再現―」,映像表現・芸術科学フォーラム2021予稿集(映像情報メディア学会技術報告,Vol. 45, No. 8), AIT2021-37 (pp.33-36), オンライン,2021年3月8日,優秀発表賞
資金
- 基盤研究(A):17H00737 (2020―2021)